よく保険代理店の方が「良い保険が出ました」と言って自社の商品を営業されている姿を目にします。


 クライアントさんの置かれたそれぞれ異なった状況を無視して「一律に良い悪い」という判断基準に首をひねりたくなります。


 また、どの会社の方も「お客様のために」と言われますが、特定の保険会社の代理店をして、自社の商品しか扱えないのに「お客様のために」と言うのは私には理解しかねます。
 
 医療法人成りをされたドクターには、法人で加入して、保険料の2分の1なり4分の1なりを損金に落とすというプランをお勧めする場合もあるのですが、その時の解約戻し率は会社ごとに異なっており、私はその戻し率の一番有利な保険会社をクライアントさんにご紹介しております。
 
 また、ドクターのご子息の学資保険についても、17歳の時に一番お金が貯まっている保険会社をドクターにご紹介しております。
 
 これらの例こそが本当の意味での「お客様のために」だと、私は考えます。
 
 金融商品に関しても同じです。証券会社は、特に株式に関しては、お客さまに売買を繰り返してもらい、手数料を得ることでビジネスが成立しています。
 その人が本当に「お客様のために」と言うのでしたら、短期の売買はさせず、優良銘柄の長期保有を提案するべきなのです。
 また、銀行の窓販の投資信託に関しても、銀行には金融グループが存在する以上、その金融グループが作った投資信託を優先的に売らざるを得ないという現実があります。
 
 私は、あくまでも手持ちの商品群から顧客に最適な商品を提案する企業の「販売代理」ではなく、クライアントの立場に立って、日本で買うことのできる商品の中から、その人に最適な商品を紹介する「購買代理」こそが、真の「お客様のため」だと考えております。
 
 ですから、保険商品に関しては、私はあえて特定の保険会社の代理店にはならず、保険会社とのネットワークを通じて保険商品の紹介や保険のコンサルティングを行っております。
 また、投資信託に関しても、金融グループに拘束されることなく、クライアントのニーズに合った投資信託をお勧めしています。
 
 私の収入源はドクターからの顧問料収入です。私にはノルマはありませんし、極論すれば無理に保険や金融商品を買っていただかなくても良いのです。

 その上で、ドクターに最適な商品を提案させていただきます。